イベント紹介Event Information
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Gallery Seekにて、須藤和之「日本画展 -龍という名の風-」が3月12日(土)から20日(日)まで開催されます。
「赤城颪」という強くて冷たい風が吹く群馬県前橋市で生まれ育った須藤和之。その風とともに生きる動植物の、力強さや、しなやかさ、そして粘り強く堪え忍ぶ姿に魅せられ、これまで風をテーマに作品を描いてきました。風と光に育まれ、厳しい環境の中でも成長を遂げる自然の形は、すべてが美しい息吹となって、私たちに与えられた命の尊さについて問いかけてくるように思えます。何気ない生活、当たり前のように巡る季節の中には、小さな動植物と大きな自然とが織り成す、生命の息吹が宿っている、そんな大切なことを気づかせてくれます。
今回は、作家が初めて臨む「龍」をテーマとした個展になります。
「山に吹く風や、雲間から差し込む光をよく見ていると、なにかの気配を感じる時があります。遥かに大きな存在が天から覗き込み、畝り、鳴き、渡り、囁き、まるで自然と戯れているようなそんなイメージでしょうか。いつしか私は、そのなにかを「龍の風」と名付けて慕うようになりました。」
風と光とともにあるさまざまな「龍」の姿を是非ご高覧くださいませ。