イベント紹介Event Information
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アートでサステナブルな社会を目指す美術家、長坂真護(MAGO)の展覧会「Still A Black Star / We Are Same Planet 〜私たちは繋がっている〜」が、日本橋三越本店(本館7階 催物会場)にて2021年10月13日(水)〜10月24日(日)の期間、開催されます。
先進国が投棄した廃材でアートを作り続ける
ガーナのスラム街を愛する、唯一無二の美術家
日本橋三越本店では最大規模の展覧会で約300作品を展示
先進国が投棄した廃材でアートを作り続け、そのアートの売上をガーナ・スラム街の教育、文化、経済、そして人々へ還元する「サステナブル・キャピタリズム」(持続可能な資本主義)を世界に広げ、活動する長坂真護。今回は約300点のアートを「ガーナ」、平和を祈った「月」、未来を描いた「新世界」、そして新たに小豆島を舞台に描く新シリーズ「We Are Same Planet」を加えた4テーマにて展示。日本橋三越本店での最大規模の展覧会となります。
今回、新しく加わった小豆島を舞台に描く「We Are Same Planet」は、このコロナ禍においてガーナへ渡航ができず、国内での活動を続ける中、日本の美しい島「小豆島」にも沢山のマイクロプラスチックやシーグラスなどの廃棄ゴミがあることを知り、「私たちは同じ星に住んでいて、この星は一つで繋がっている=We Are Same Planet」をテーマに、長坂真護の目に映る小豆島に住む妖精や生き物を、小豆島の廃棄物を使いアートで表現したシリーズ。本展覧会にて、初お披露目となります。
長坂真護コメント:
なかなかガーナのみんなに会えなくても、我々の心は繋がっている。地球上にあるゴミはガーナであろうが、日本で起ころうが、同じ地球という星で繋がっている。僕はそんなことを抱き、今回、彼らと同じ星、「We Are Same Planet」を通し、「Still A Black Star」ガーナのまだ輝けない星を輝かせる新しい挑戦が始まります。
今回は今までのガーナのシリーズ、平和を祈ったお月様のシリーズ、未来を描いた新世界に、小豆島を舞台に描く新シリーズの「We Are Same Planet」シリーズたちを堪能して行ってください。
我々はどんな困難でもきっと克服できる。この美しい星を未来の子供達に繋ぐためにも、僕はこの使命をアートで全うします。では「Still A Black Star/We Are Same Planet〜私たちは繋がっている〜」を心ゆくまでお楽しみ下さい。
本展覧会では、以下4つのテーマ別に約300点の作品を展示。ぜひこの機会にMAGOの考えるサステナブル・キャピタリズム精神、そして長坂真護の世界をお楽しみください。
「小豆島」(SHODOSHIMA)
2021年7月、長坂真護がこれまで活動してきたガーナのスラム街「アグボグブロシー」が消滅したと知る。焼き場の失業者に新しい仕事を提供するため、オリーブ農園の勉強に訪れた小豆島にも、沢山のマイクロプラスチックやシーグラスの破片があった。長坂真護の目に映る、小豆島に住む妖精や生き物を、これらの投棄物を使いアートで表現。
「ガーナ」
経済誌で目にしたごみの山にぽつんとたたずむ子どもの写真が、運命のターニングポイント。世界には日本を含む先進国が捨てた電子廃棄物の墓場が存在していた。ガーナのスラム街の電気廃棄物の山を見て抱いた「この現実を変えたい」「世界最高のエコタウンにしたい」という強い想いをアートへと昇華した作品。
「新世界」
2020年、突如我々の生活は一変した。古い概念を捨て、新た
な思想を築くことを迫られている。長坂真護が絵で表現する
ニューノーマルという新しい概念思想。彼の見つめる先の未来がここにある。
「月」
2015年に起きたパリ同時多発テロ。テロ以前に一時パリに住んでいた長坂真護は既知のその現場を事件後訪れた。現場を目の当たりにして抱いた“恐怖”と“葛藤”。自身の理念の一つである“世界平和”、その想いを表現するために生まれた作
品。世界中のどこでも誰でもみることができ、心に平安がもたらされる“月”をモチーフに。