イベント紹介Event Information
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YOD Galleryにて、竹内紘三による個展、『rondo』が12月18日(土)から2022年1月15日(土)まで開催されます。
竹内紘三は、立方体を規則的にいくつもを重ね、組み合わせ焼成した後、ハンマーを使って大胆に破壊する白磁のシリーズや、釉薬の表面を削り取り、荒い表情によって積み重ねてきた時間を表出させるシリーズなど、 焼きものの特性を研究しながら、多層的・多方向的な時間軸を内包する独自の陶表現を展開している。
近年では、金属、木材、漆といった様々な素材を取り入れた作品を手がけており、彼の構造に着目するというアカデミックなアプローチを伴う複雑な作品は、日本のみならず海外でも認知されつつある。
この機会にぜひご高覧ください。
-素材の共鳴-
これまでも制作してきたModern Remains。
現代遺跡のような美意識を表現したいと磁の四角いパイプを構築、成形、焼成したものを壊すことで創ってきたModern Remainsシリーズですが、数年前から異素材との組み合わせに挑戦してきました。
いくつかの磁ではない素材を組み込み、素材感を見直すことで、それぞれの素材のもつ魅力を改めて感じることができる。それら新しい素材に触れることはとても難しく、不安です。だけど、同時にとても楽しく新鮮な感覚をよく感じる時があります。そして、磁のもつ美しさ、儚さと言った、素材の強さを改めて感じつつ、色々な素材と組み、発表し、挑戦することで、また新しい面白さ、楽しさを発見できたらと思っています。