イベント紹介Event Information
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Bambinart Galleryにて、王 露怡(おう ろい)個展「花はまた咲く」が2022年5月18日(水)から6月4日(土)まで 開催されます。
1996年中国・杭州市に生まれた王は、2020年多摩美術大学 絵画学科 油画専攻を卒業、2022年同大学大学院 美術研究科 修士課程を修了し、修了制作展において辰野登恵子賞を受賞しました。
王の絵画は、画面いっぱいに大きくモチーフが描かれていることもあれば、連続する葉や茎、線などが画面全体を覆い、モチーフと組み合わさったり重なったりしていることもあります。モチーフは植物であることが多く、例えば花には顔が描かれていたりします。それは私たちのものとは別の価値観を有する世界が、絡み合いながら並行して存在していることを暗示しているのでしょう。また色調は淡く、1点の作品に対する色数は少ないですが、繊細な濃淡が奥行きを生み出しています。連続するモチーフによって生まれる空間とも相まって境界を曖昧にしており、私たちは豊かな視座を得ることができることでしょう。
「私は個体と周囲の世界の曖昧な関係、切り離せない縺れなどに興味があります。自身の経験、不確かな記憶や夢に基づいており、個体とそれの頼りとして存在する世界との不可解さを表現出来ればと思います。」(王 露怡)
新作を中心に、近作を含む14点を発表します。どうぞご高覧ください。