※新型コロナウイルス感染拡大による社会情勢に伴い、美術館およびギャラリー施設において休廊、休館、もしくは会期の変更をしている場合がございます。詳しくは、各施設サイトをご確認いただきますようお願い申し上げます。
銀座 蔦屋書店(GINZA SIX 6F)にて、川内 理香子による新刊作品集の刊行記念展「Colours in summer」が2022年7月2日(土)から7月13日(水)まで開催されます。
食への関心を起点に、コミュニケーションの中で見え隠れする、身体と思考、自己や他者、それらの相互関係の不明瞭さを、ドローイング、ペインティングにとどまらず、針金やゴムチューブ、樹脂など多岐にわたるメディアを横断しながら表現するアーティスト川内理香子。この度、作品集『Rikako Kawauchi: Works 2014–2022』の刊行を記念して、7月2日(土)より銀座 蔦屋書店にて「Colours in summer」を開催いたします。
本展では、川内が子供の頃から抱く食と身体への違和感をテーマに、人間の文化の始まりは料理にあると説いたフランスの社会人類学者/民族学者、クロード・レヴィ=ストロースの『神話論理』の神話の世界に出てくる動物達の躍動をモチーフにしたペインティングなど、多数の作品を展示いたします。
さらに作品集の刊行に合わせ、マルチプル作品の付属する特装版作品集を発表、7月1日(金)10時より特設サイトにてオンラインエントリーを開始いたします。
※詳細はこちら
https://oil.bijutsutecho.com/special/139
ドローイング、ペインティングから彫刻作品までを収めた、今までのアーティスト活動の集大成となる作品集の刊行と合わせた展覧会となっています。川内理香子が表現する作品世界を展覧会、作品集両面からご堪能ください。
<特装版作品集について>
展覧会開催に合わせて、マルチプル作品が付属する特装版作品集の販売を行います。
マルチプル作品は5モチーフ、各20点の制作で、それぞれにアーティストのサインが入った貴重な作品となっています。
※作品集本体は特装版分・通常版分で共通のものになります。
【マルチプル作品】
1つの絵の中の1部分を取ったような、小さなストーリーの断片たち。
同じイメージでも絵の具のタッチや色、かたちはそれぞれのものがあり、1つ1つオリジナルな世界です。
<作品集について>
今回の作品集は、2020年に発行したドローイング集『drawings』(WAITINGROOM)に続き、2冊目。ドローイングに加え、ペインティング、彫刻作品を含み、2014年から最新作までの約150点を収めた。ペインティングは、引っ掻いたような強いタッチ、何層にも塗り込んだ絵具の層が、生々しい迫力を持って見るものを圧倒する。蛍光色も多用するペインティングの彩度にもこだわり、色彩を再現した。作家の身体観を様々な観点から着目した蔵屋美香氏の論考、作家の幼少期から今後の展開までを取材した最新のインタヴューも収録した集大成的な1冊。
『Rikako Kawauchi: Works 2014–2022』
著者|川内理香子
発行|カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社
発売|美術出版社
定価|6,600円(税込)
仕様|B5変型、上製、題簽貼り、箔押し、288頁
ISBN|978-4-568-10549-0
一般発売日|2022年7月20日(水)
先行販売日|2022年7月2日(土)