イベント紹介Event Information
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Bambinart Galleryにて、寺本 明志(てらもと あかし)個展「Patio」が1月19日(水)から2月5日(土)まで開催されます。
1992年神奈川県に生まれた寺本は、2017年に多摩美術大学大学院を修了、現在はスタジオ「Art space Kaikas’」を拠点に制作活動をしています。
2015年に福沢一郎賞を受賞、以降はFACE展2020、シェル美術賞2021に入選したほか、2021年に清須市第10回はるひ絵画トリエンナーレ 審査員賞(吉澤美香)を受賞しています。
これまでペインタリーな作品を制作しつつも、それらを一つの構成要素として、空間における構造や展示手法に意識を向けたインスタレーションでの発表が中心でした。本展では「Patio」と題して、絵画作品を発表します。インスタレーションで発表してきた空間や関係性が、絵画に回帰し包含され描かれています。
「どのような場所であっても、ものや人が並んだ時、それらは対等な関係であるはずなのだ。Patio(中庭)に並べた時、その関係が自然と際立って見える。そこでは、土のついたスコップが室内にあるような違和感はなく、庭にあるソファーで自然とくつろげるように、ただ存在することの用をなしているからだ。
在るもの(または人)をただ描く。その作業の繰り返しが、次第とPatioで起きている事象となり、対等であるものが繋がり始めるのだ。雨が降れば、雨水が溜まり、風が吹けば、ものが揺れる。そのような、ごく自然な現象がPatio で起こることにより、描いていた私は、絵を自然と描かされていることに気づく。」(寺本明志)
本展は、現在の活動拠点となるスタジオ「Art space Kaikas’」にて2014年に開催された個展以来、およそ8年ぶりとなる新作個展です。