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photographers’ galleryにて、大島尚悟展 「Sequence – ワタシと何か」が2022年9月17日(土) から26日(月)まで開催されます。
大島はこれまで映像作品を発表する一方で、日用品などの身近な素材を用いた立体作品のほか、会期中に公開制作を行ない日々作品を増殖させていくインスタレーションなど、表現手法を多様に展開してきました。また2020年の展覧会「サイセイ▶︎」以降は、休廊中のギャラリーを制作スペースとして使用し、その制作風景の記録映像をYoutubeで公開し(
https://www.youtube.com/channel/UCT2UcDyk0C-52NBvWPf4wpg)、Instagramではライブ配信するなど、新たな試みにも意欲的に取り組んでいます。
本展では2018年の展覧会「Rhapsody O」以降、大島が継続して制作に力を注いでいる映像作品の新作を発表します。実風景の映像や写真が合成された背景の中、大島自身が人型めいた絵と対話するシーンや、街の風景のシルエットに友人との会話音が切れぎれに重ねられたシーンなど、いくつかの異なるシーンが脈絡なく繋ぎ合わされて構成されています。合成された風景の中の稲光、エフェクトのかかった写真、浮かんでは消えていく字幕テキストなど、様々に移り変わる描写からは、不安定な社会状況に呼応した作家の内省的な様子が垣間見られ、複雑な感情を呼び起こします。
■展示内容
映像作品 約15分