イベント紹介Event Information
1981年、千葉県に生まれた住吉は文星芸術大学卒業後の2005年より作家活動をスタートさせ、現在に至るまで精力的に制作・発表を行ってまいりました。
愛らしい顔の動物たちが暮らす森の情景を、メディウムや表現方法は変われども一貫した世界観で、絵画から立体、インスタレーション等多岐に渡り発表してまいりました。
2011年のTEZUKAYAMA GALLERYでの個展では、緑のハンモック状の巣で眠る動物たちの立体作品を中心に、ギャラリースペースを変容したインスタレーションに多くの観客が魅了されました。
柔らかで可愛らしい表情の動物たちが生まれてくる過程の裏側では、ストイックに制作する住吉の作品に対しての姿勢が見て取れます。
数多くの資料や、図鑑等から動物の習性や体躯を研究しているからこそ、生命力に溢れる新たな生き物が生まれてくるのでしょう。
TEZUKAYAMA GALELRYでの約9年ぶりの発表となる今展は、Main Galleryにて金箔や銀箔を下地に用いた伝統的なモチーフの絵画や大掛かりな二曲一双の金屏風の作品を発表します。
また、Viewing Roomでは、過去に制作してきた平面作品と立体作品をご覧いただけます。
住吉明子のこれまでと現在の作品を概観いただくことで、変わらぬ姿勢を貫きながらも進化していく姿をお楽しみいただけるのではないでしょうか。