イベント紹介Event Information
この度、MISAKO & ROSENでは、サンパウロを拠点とするアーティスト、パウロ・モンテイロの当画廊における2度目の個展「A red of blood and fire and some everyday works」を開催いたします。
モンテイロによる近年の主な個展とグループ展にはニューヨークのMendes Wood DM(2019)、アントワープのZeno X(2018)、ロサンゼルスのHauser & Wirth(2017)、サンパウロのPiv?(2015)、およびニューヨークのLuhring Augustine(2015)で開催されたものがあります。ニューヨークのDavid Zwirnerでは「Paintings on Paper」展(2014)に参加しました。
今回のモンテイロのインスタレーションでは、これまでと同じく音楽への関係性、とりわけフィリップ・ガストンと同時代の作曲家であるモートン・フェルドマンとの関係性が仄かに示唆されています。一方で、本展における絵画や彫刻は、彫刻的な形態やジェスチャーへの関心から離れて、より情緒的な絵画の考察へと向っています。この意味論的な移行は、展覧会のタイトルによっても示唆されています。そこでは、言語がより物語性や仄めかしへと開かれた形で用いられており、形態をめぐる関心への専念が抑制されているのです。