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バーチャルヒューマンimmaと先鋭的アーティスト13組による前代未聞のコラボレーション「imma天」が開催
DIESEL ART GALLERYでは、2021年5月22日(土)から9月2日(木)まで、バーチャルヒューマンのimmaと国内外で活躍するアーティスト13組によるグループ展“imma天”を開催いたします。
参加アーティストは、YOSHIROTTEN、河村康輔、吉田ユニ、トキ、Jun Inagawa、KIM SONGHE、Riyoo Kim、Amazing JIRO、岸裕真、MASAKO.Y、山田晋也、Kanatan、上岡拓也の13組。(順不同)
ペインティング、ドローイング、グラフィック、デジタルデータ、写真、立体、映像、様々な手法で「imma」を題材にした新作を展示します。
会場構成、ビジュアルディレクションは、アートユニットskydiving magazineとしても活躍するアーティスト村田実莉が担当。 「天国」をテーマにしたダイナミックな空間を会場でご体感ください。
会場では、展示作品をはじめ、展覧会のために作られたポスターやポストカード、Tシャツなどの関連グッズも販売いたします。
◾︎コンセプト
何がリアルで、何がフェイクなのか?
現在、私たちの生活では人間同士よりも、バーチャルでの接触が増えている。世界の出来事はニュースで見て、他人の考えをSNSで読む。目の前の証拠より、ネットの情報を真実と捉えられることも増え、「フェイクニュース」という新たな言葉も生まれた。人々は日々、何をリアルと感じて、何をフェイクと捉えているのだろう。
バーチャルの世界で起きた事を人は「リアル」と認識し始めているのではないか。
太古からリアルと存在しないものの境界線は曖昧だった。ラスコーの洞窟に描かれた動物たち、アニミズムから生まれる偶像崇拝、色とりどりの絵画、遺影写真、運転免許証、ツイッターのアイコン、そしてimma。
情報に溢れかえった現代では、人々が真実と思えるものが異なってきている。
真実というものは、それぞれが「信じられるものこそ真実」なのである。
◾︎imma (イマ)
https://www.instagram.com/imma.gram
ピンクのボブスタイルが特徴的なアジア初のバーチャルヒューマン。
身長や体重、国籍、経歴などは一切非公開。
2018年のデビュー以来、そのリアルとバーチャルの境界線を超えた唯一無二の存在が世界中を騒然とさせ、これまでに世界50カ国、5000以上のメディアにて話題になった。
現在Instagramのフォロワーは33万人、TikTokでは開始後すぐに20万人を超えた。
2020年にはForbes Polandが発行するForbes Woman誌にて「Women of the Year 2020」に選出され、2021年にはクールジャパン・マッチングアワードにて奨励賞を受賞。アジアを代表するバーチャルヒューマンとなっている。
◾︎参加アーティスト (順不同)
YOSHIROTTEN (ヨシロットン)
www.yoshirotten.com
1983年生まれ。グラフィックアーティスト。
グラフィック、映像、立体、インスタレーション、音楽など、ジャンルを超えた様々な表現方法での作品制作を行う。またアートディレクター、デザイナーとしても多岐にわたり活動している。
河村康輔 / Kosuke Kawamura
https://www.instagram.com/kosukekawamura
グラフィックデザイナー、アートディレクター、コラージュアーティスト。グラフィックデザイナーとして、多数のアパレルブランドにグラフィックを提供、コラボレーションTシャツを制作している。
吉田ユニ / Yuni Yoshida
www.yuni-yoshida.com
アートディレクター / グラフィックデザイナー。1980年生まれ。女子美術大学卒業後、大貫デザイン入社。宇宙カントリーを経て2007年に独立。広告、CDジャケット、映像など幅広い分野で活動中。主な仕事に、LOWRYS FARM、エテュセの広告ビジュアル、Charaや木村カエラ、星野源のCDアートワーク、渡辺直美プロデュースのブランドのアートディレクション等。2016年東京ADC賞、2019年毎日デザイン賞受賞。
トキ / Toki
https://www.instagram.com/toki_39
男女2人で活動する写真家デュオ。光線と柔らかい光を組み合わせた幻想的な写真は、アート、ファッションシーンでも ファンが多く国内外から高評価を受けている。
Jun Inagawa (ジュン・イナガワ)
https://www.instagram.com/attitudeofhybridism
1999年生まれ。2018年からアメリカ ロサンゼルスで活動をスタートし、paradis3、VLONE、AWGE DVD、Pierre bourneなどにイラストを提供する。漫画家を目指すため日本に帰国しDIESEL ART GALLERYで個展を開催、後にadidas、AGE FACTORY、WACK、KEIJU、NEIGHBORHOODなどとコラボレーションを手掛ける。2022年にJun Inagawa 原案、キャラクターデザインによる「魔法少女マジカルデストロイヤーズ」のTVアニメ化が決定している。また、オカモトレイジがキュレーションを手がけるエキシビションマッチ“YAGI”でDJとしても活動中。
KIM SONGHE (キム・ソンヘ)
https://www.instagram.com/_kimsonghe_
キム・ソンヘは1982年に在日朝鮮人の三世として東京に生まれた。18歳まで朝鮮学校に通い、その後、織田ファッション専門学校に進学。卒業後作家活動を始め、2005年セレクトショップ「LOVELESS」にて展示したシャンデリア作品が注目を集めたのを契機にシャンデリア作家として独立。以降、国内外の企業やブランドへの作品提供、空間ディスプレイ、プロダクトデザインを主に手掛ける。
Riyoo Kim (キム・リユ)
https://www.instagram.com/riyookim
1980年日本人の父、韓国人の母のもと大阪府に生まれる。2006年大阪芸術大学大学院芸術制作研究科修了。主なグループ展に2007年「とよた美術展’07」豊田市美術館(愛知)、2009年「神戸ビエンナーレ2009・現代陶芸展準大賞受賞」神戸メリケンパーク(兵庫)、2014年「NEO FOLK」Ikkan gallery(シンガポール)、個展に「Hypotharamaniac」。
Amazing JIRO (ジロー)
https://www.instagram.com/amazing_jiro
特殊メイク&造形/フェイス&ボディペイントアーティスト。
映像/広告/イベント/ファッション等、幅広い分野にてデザイン&クリエイティブ制作、およびディレクションを担当。東京芸術大学卒業後、特殊メイクの道に入り、有限会社自由廊を設立。現在では特殊メイク・造形制作にとどまらず、クリエイティブディレクターとしても多方面で活躍中。
岸裕真 / Yuma Kishi
http://instagram.com/obake_ai
AI アーティスト。
岸裕真の作品と対峙していると、私たちの深層にある固定観念が、 ゆるやかに揺さぶられる感覚を抱く。AI が自動生成した無限のイメージをサンプリングして制作される “AI アート”は、抽象的で予想不可能な動きを繰り返し、肖像画や春画といった人間のモチーフが常識外に歪んでいくさまは、私たちの美醜の枠組みを軽やかに飛び越えていく。東京芸術大学在籍。
MASAKO.Y (マサコ)
https://www.instagram.com/m24artspace
オーストラリア、ニューヨーク、ロンドンに単身留学。2018年から東京を拠点にアーティストとして活動を開始。“Painting Collage”= ペインティングしたものをコラージュする手法を主に使い作品を発表し、様々な媒体で作品提供を行う。 活動の視野を世界に広げ海外からのオファーも集まっている。
山田晋也 / Shinya Yamada
https://www.instagram.com/shinya
京都在住のアーティスト。抽象画を描く一方で、日本古来の掛軸などにアニメキャラクターを描き、江戸時代を中心とした伊藤若冲や琳派などの日本画とキャラクターの概念をコンテキストしたアート作品が多く目立つ。国内に問わず海外での評価が高い。
Kanatan (カナタン)
https://instagram.com/kanatankanahey
1987年生まれ。神奈川県出身。会社員として働く傍ら、「呼ばれたタイミングで好きにやる」をモットーに映像を中心とした作品制作を行う。
上岡拓也 / Takuya Kamioka
https://www.instagram.com/takuya_k_
1985年東京生まれ。桑沢デザイン研究所卒業と同時にフリーランスの作家として活動を始める。 これまでにバヤリースオレンジ、ドトールコーヒーのパッケージや、 水曜日のカンパネラ、KOHH、ANARCHYなどのCDジャケットや、ファッションブランドのBlackEyePatchなど多岐にわたりアートワークを提供している。
◾︎キュレーション
Aww Inc.
https://aww.tokyo
https://www.instagram.com/aww.tokyo
バーチャルヒューマンを創造するアジア初のバーチャルヒューマンカンパニー。 現在、imma、plusticboy、Riaといった複数のバーチャルヒューマンをプロデュースしている。Awwではバーチャルヒューマンのプロデュースだけではなく、バーチャルヒューマンに関する基礎技術の研究開発、関連するビジネス展開やパートナーシップも積極的に行っている。
最新テクノロジー開発を続けながらも、その周辺領域のXRでの活動を活発に行ない、その一方でアート文脈の深い活動も行なっている。
◾︎会場構成・ビジュアルディレクション
村田実莉 / Minori Murata
https://yeahwow.jp
https://www.instagram.com/survival_dance
アートディレクター / アーティスト。1992年生まれ。多摩美術大学卒業後、フリーランス。2019年インドに移住するもコロナで現在一時帰国中。グラフィックから映像、空間表現など多岐にわたる視覚表現を行う。PARCOやラフォーレ原宿のキャンペーンビジュアル、大坂なおみが出演するNikeのキャンペーンフィルム“2019 Just Do It”や水原希子が企画する番組「キコキカク」オープニング映像を担当。