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Yoshimi Artsにて展覧会「佐藤未希 2010-2021」が7月14日(水)より開催されます。
2010 年代に佐藤未希は、世界にインターネットが普及し、自分が望むと望まなくても情報が洪水のように入り込んでく る時代に応答する作品を、主に「顔」をモティーフにして描いてきました。直近の個展「沈黙の声」(2021)では、AI の出 現によるこの先の社会を憂い、その応答として「人の倫理性」という言葉を用いて展覧会を語り*、「顔」への考察を更に 深めた作品を発表しています。
これまで Yoshimi Arts では、佐藤未希の個展を、「Mountain Messenger」(2010)、「1 breath, 2 contact」(2011)、 「STRUCTURE/COSMOS」(2013)、「出で入るもの」(2015)、「DIVER」(2016)、「この顔をみたことがあるか」(2019)、「沈 黙の声」(2021)と開催してきました。
本展では、2010 年から 2021 年の 11 年という東日本大震災やパンデミックなど様々な事が起こった歳月の中、新作個展 を断続的に見るのとは違う、その間の佐藤未希の作品の変遷を垣間見る機会になればと思います。
*美術手帖(WEB)のインタビュー記事より:
https://bijutsutecho.com/magazine/interview/oil/24181