イベント紹介Event Information
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総計約400 万人が会場に足を運ぶ
世界最大級の写真展 、今年も開催!
世界報道写真展とは
「世界報道写真展」は 1955 年にオランダのアムステルダムで世界報道写真財団が発足したことにより 、翌年から始まったドキュメンタリー、報道写真の展覧会です。毎年 、1 月~ 2 月にかけて主に前年に撮影された写真を対象にした「世界報道写真コンテスト」が開かれ 、国際色豊かな国際審査員団によって選ばれた入賞作品が「世界報道写真展」作品として 、世界中の約120 会場で展示されます。年間を通じて 、総計約400 万人が会場に足を運ぶ世界最大級の写真展と言えるでしょう。
今 、世界で起こっている現実を克明に捉えるプロの報道カメラマン達。その圧倒的な力量と息をのむような緊張感が伝わってくるような受賞作品の数々は 、見る者の心に迫ります。
世界報道写真展2021 について
第64回目を迎える今回は 、130の国と地域のフォトグラファー4,315人から計74,470点の応募がありました。
展覧会では、厳正な審査を経た約150点の入賞作品を紹介します。今年のコンテストは「現代社会の問題」、「一般ニュース」、「環境」、「自然」、「長期取材」「スポーツ」「スポットニュース」、そして「ポートレート」の全8 部門において 、28 カ国45 人の受賞が決まりました。各部門はそれぞれ「単写真(写真1 枚)」と「組写真(複数の写真で構成)」に分かれています(長期取材の部を除く)。入賞者は部門毎に各 1 位から 3 位までのいずれかに該当し 、入賞者の中から 、その年の最も優れた作品に対して「世界報道写真大賞」「世界報道写真
ストーリー大賞」が贈られます。今年は世界報道写真大賞にマッズ・ニッセン氏(デンマーク 、ポリティケン/パノス・ピクチャーズ)の作品「初めての抱擁」が選ばれました。新型コロナウイルスと闘っている人間の絆と温もりが撮られており 、人々に勇気を与える1 枚です。
世界報道写真ストーリー大賞
視覚的な創造性および技術により 、素晴らしい編集と順序立てをもって 、ジャーナリズム的に極めて重要な問題をとらえている 、あるいは表明するストーリーを生み出した写真家を表彰します。
国際色豊かな審査員団体
「世界報道写真コンテスト」は 、フォトジャーナリズム専門家で構成される国際審査員団が審査に当たります。審査員団の顔ぶれは毎年変わり 、審査委員長を中心に 、審査手続きを行う事務局長が補佐します。審査員団は世界報道写真財団から独立した立場にあり 、入賞作品の選定に審査員団以外が関与することはありません。また 、全ての応募作品は匿名で審査され 、票を持たない事務局長が審査過程の公平性を監督します。