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東京都写真美術館にて、メルボルン大学の協力を得て、同大学教授ナタリー・キング氏との共同企画により「リバーシブルな未来 日本・オーストラリアの現代写真」 展が8月24日(火)より開催されます。
東京都写真美術館では、「世界は歪んでいる。─Supernatural Artificial」展(2004年)や「オーストラリア現代作家 デスティニー・ディーコン」展(2006年)を開催し、オーストラリアの現代写真表現を日本で先がけて紹介しており、こうしたオーストラリアとの継続的な文化交流の一環として、本展では両国を代表する現代写真を紹介します。
日本とオーストラリアという二つの国にはそれぞれの歴史的背景があり、そこに住む人々は独自の精神文化を培っています。しかしながら、グローバル化が急速に進むなか、想像をはるかに超える出来事が日々当たり前のように起こる現代では、私たちが国という枠を越えて共有できるものはますます多くなっています。このような現代の社会において、写真表現はどのような意味をもっているでしょうか。
写真は、過去や社会と密接に絡み合い、私たちの時間の概念をゆるがし、個人の経験と社会構造をつなぐ力をもっています。本展の出品作品は、過去と未来、経験と未知、記憶と忘却、生と死など対立するものの間を行き来し、その循環から、新たな視座、可逆的な思考へと導いてくれます。作家たちの写真・映像表現が、私たちの未来を考察するきっかけとなるのではないでしょうか。
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展覧会会期中に国際シンポジウムをオンラインで開催予定
詳細は
東京都写真美術館サイトをご確認ください。
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