イベント紹介Event Information
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福岡市美術館(ギャラリーB,C,D)にて、「『曹亜鋼 水墨芸術学院』30 周年記念展」が9月28日(火)より開催されます。
日本の自然を描いた作品など曹亜鋼の新作 3 点を含む、水墨画・墨彩画 約 100 点を公開
曹亜鋼 水墨芸術学院は、中国水墨画家の曹亜鋼が日本で 1990年に設立し、2020年に30周年を迎えた水墨芸術団体です。学院長を務める曹亜鋼の画風は、中国の伝統的な技法に、日本画のエッセンスを加えた独自のもので、これまで日本国内でおよそ 4,500 名の生徒が曹亜鋼のもとで水墨画を学び、30回の作品展を開催するなど、芸術活動において努力、精進しています。
本展は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で昨年より開催延期となっておりましたが、このたび、 1 年の延期を経て、福岡市美術館にて開催する運びとなりました。曹亜鋼の新作3点を含む、約100点の水墨画 墨彩画を展示します。日本を拠点に教育活動を続けてきた曹亜鋼水墨芸術学院の30年間の活動の集大成となる展覧会となるでしょう。
<本展へのメッセージ>
1988 年来日以来 30 数年の間、曹亜鋼自身の芸術探求のみならず、 学院生皆さんとともに、今後も芸術の海へと船を進ませ続けていきたい。
本展の見どころ
■曹亜鋼による新作3点を初公開
本展では、学院長 曹亜鋼の新作3点を初公開します。新作《富士山》は、日本の象徴として多くの画家によって描かれてきた富士山を、曹亜鋼独自の技法で描いた作品です。
■学院生の作品も一挙に公開
本展では学院生の作品も紹介。曹亜鋼の新作と合わせて約100点の水墨画 墨彩画を展示します。
<曹亜鋼 水墨芸術学院 概要>
中国水墨画家の曹亜鋼が「曹亜鋼 中国水墨画会」として1990年に設立。2003年に「曹亜鋼 水墨芸術学院」に改称。「伝統的な技法を学ぶとともに、素材を有効に活用した新しい表現方法を使って作品作りを楽しむこと」、「芸術見識を高め、独創的な現代水墨画を発展させる水墨芸術家を育成すること」、「中国水墨画を通して、日中相互の文化を理解すること」を指導方針とし、専任講師・客員教授の実演講習や中国への文化交流訪問など、これまで30年以上にわたって福岡を拠点に活動を続ける。
2003年福岡県日中友好協会「日中文化芸術交流貢献賞」、中華人民共和国駐福岡総領事館「日中文化芸術交流賞」受賞。