イベント紹介Event Information
受贈記念 垣田堅二郎コレクション展
近現代版画の魅力 ―ルオー、クラーヴェ、菅井汲、深澤幸雄、李禹煥らを中心に─
鳥取県立博物館では、令和2年度、倉吉市の垣田堅二郎氏から近現代版画を中心とした167点のコレクションをご寄贈いただきました。この受贈を記念して、コレクションに収められたジョルジュ・ルオーから菅井汲にいたる内外の作家の優れた版画作品を一堂に紹介いたします。
●趣旨
鳥取県立博物館では令和2年度に、倉吉在住の垣田堅二郎氏より版画作品を中心に167点の美術作品の寄贈を受けました。このコレクションは菅井汲や宇佐美圭司、李禹煥、小野木学といった日本を代表する美術家の多くの優れた版画作品を含み、とりわけ深澤幸雄による銅版画約30点、日本でも人気のあるジョルジュ・ルオーの版画集『流れる星のサーカス』17点など、まとまった作品群を含んでいます。
これによって、県立博物館の美術部門においてこれまで所蔵作品が比較的少なかった近現代版画のジャンルに関しても、一挙に作品の厚みが増すこととなります。この受贈を記念して、県立博物館では「受贈記念 垣田堅二郎コレクション展」を開催することといたしました。この展覧会では今回寄贈を受けた作品を全点展示して、近代から現代にいたる版画表現の多様性と可能性を紹介したいと考えています。
令和7年春には新しい県立美術館の開館が予定されています。今回の展覧会では、新しい美術館においてもコレクションの主要な一角を占めることとなるこれらの作品を初めて公開し、新しい美術館の建設に向かう気運を盛り上げていきたいと考えます。
●関連プログラム
・ギャラリートーク
4月10日(土)14時~15時 本展担当学芸員による展示解説
・ギャラリートーク
4月17日(土)14時~15時 本展担当学芸員による展示解説
・《特別講演会》近現代版画入門
4月24日(土)14時~15時30分 講師:三木哲夫氏(兵庫陶芸美術館館長・版画史研究家)
・《ワークショップ》巨大な版画で、鯉のぼりをつくっちゃおう!(仮)
5月1日(土)14時~16時30分
●いっしょにみてみて、もくようび
展示室に小さなお子様とご一緒においでいただき、気兼ねなく作品鑑賞をしていただくための時間として、会期中の毎週木曜日の午前中を「子どもと一緒の鑑賞優先時間」としています。ベビーカーを押して、ぜひお越しください。
●企画展担当学芸員について
鳥取県立博物館 副館長(兼 美術館整備局次長)
・尾﨑 信一郎(OSAKI, Shinichiro) 現代美術・近代美術
●お知らせ
新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、本展の会期や内容に変更が生じる可能性があります。