イベント紹介Event Information
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東武百貨店 船橋店 5階5番地美術画廊にて、片桐剛「油彩画展 -静謐なる眼差し-」が5月26日(木)から6月1日(水)まで開催されます。
現代社会はインターネットの普及により、あらゆる情報が簡便に得られる社会になりました。こうした社会の変化に伴い、美術家達もその表現方法を変化させてきました。 これはごく自然な事ですが、表現の多様化が極度に進み、鑑賞者の立場からすると現代美術は難解な作品が多く、理解する事が難しい世界に思えるかもしれません。 私自身、作品制作の根幹にあるテーマは「手仕事を決しておろそかにしないこと」です。当たり前の事ですが、これはあらゆる表現、モノづくりに共通する原理、原則であると考えています。モノを視て描くという、単純ながら奥深い表現を妥協せずに追求していく事で、写真や映像、CGなどでは到達できない「手仕事のリアリティ」が表現できると考えています。情報化や表現の多様化が発展した現代だからこそ、手仕事の可能性を追求していく事は意義深いことであり、そうした思いで制作された作品はより輝きを増すのだと信じています。(片桐剛)