イベント紹介Event Information
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土門拳記念館にて、木村伊兵衛 生誕120年記念「木村伊兵衛と土門拳 -「瞬間」と「凝視」の 好敵手-」が2022年4月8日(金)から7月3日(日)までの期間、開催されます。
木村伊兵衛(1901〜1974)と土門拳(1909〜1990)は、ともに日本における近代写真/リアリズム写真の開拓者として知られています。しかし、その人柄や作風は基本的に大きく異なっていました。木村が小型のライカカメラを愛用し、瞬間的なアングルから人間や風景をさりげなく、かつ流麗に捉えていったのに対し、土門は被写体を細部まで徹底的に凝視するかのような撮影プロセスと緊張感のみなぎる作品によって、自己のスタイルを確立していきました。
1930年代初頭に既に新進気鋭の写真家として注目を集めていた8つ年上の木村の作品から、まだ駆け出しで無名だった頃の土門は大きな刺激を受けていたようです。その後も⻑年にわたり、土門は彼の存在をいつか追いつかなければならないライバル=好敵手として意識していました。そして戦後、1950年代にはカメラ雑誌の月例審査を2人合同で行い、全国のアマチュア写真家のあいだにリアリズム写真の一大ムーブメントを巻き起こすに至ります。
本展は、2021年に木村が生誕120年を迎えたことを記念して開催するものです。木村伊兵衛と土門拳という、20世紀の写真史を振り返る上で欠かせない2人の代表作およそ210点が一堂に会する空間で、それぞれの作品が放つ豊かな個性と、彼らが生きた時代の空気を感じていただければ幸いです。
<会期中のイベント> *いずれも別途入館料が必要です。
●トークイベント 藤森武「弟子が語る土門拳」 参加無料 / 要予約[定員30名]
6/4(土) 14:00〜
●学芸員によるギャラリートーク 参加無料 / 要予約[定員15名]
4/23(土)、5/14(土)、6/18(土) いずれも14:00〜14:30
●ナイトミュージアムコンサート 参加無料 / 要予約[定員30名] 7/2(土) リュート&リコーダー (出演:さなぷーら) 19:00〜19:40
7/3(日)あじさい呈茶
一服300円 / 予約不要