イベント紹介Event Information
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TEZUKAYAMA GALLERYにて、企画展「Gallery Collection 1960-1990s」が2022年5月13日(金)から6月11日(土)まで開催されます。
高度経済成長期にあたる1950年代半ばから1970年代初頭にかけて、日本の現代美術は黎明期を迎え、様々な実践的な芸術運動が展開されました。
瀧口修造を中心に様々な分野の芸術家によって結成され、後の前衛芸術運動に多大な影響を与えた「実験工房」。
「人の真似をするな。今までに無いものをつくれ。」という指導のもと、吉原治良を中心に関西の若手前衛作家たちによって結成された「具体美術協会」。
工藤哲巳やハイレッド・センター(高松次郎、赤瀬川原平、中西夏之)をはじめとした既存の芸術の枠組みや権威化を痛烈に批判し、新たな表現や様式を生み出そうとした「反芸術」。
1968年に関根伸夫が発表した『位相-大地』を李禹煥が評価し、理論づけた事を発端に菅木志雄や小清水漸、榎倉康二、原口典之などが参加し、大きな動向となった「もの派」。
今展では、日本現代美術の主要な潮流に深く関わった作家や同時代に活動をしていた作家、それらの流れを汲む作家の活動を1960年代から1990年代に制作された作品を通して振り返ります。