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記念すべき第20回目となる現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2022」が7月6日(水)から11日(月)まで開催されます。
今年は、昨年好評だった中之島エリアの大阪市中央公会堂(国指定重要文化財)の他に、アートのまちづくりで知られる住之江区北加賀屋エリアの造船所跡地-クリエイティブセンター大阪(近代化産業遺産)を新会場に加え、2会場にて開催されます。
大阪中之島美術館がオープンし注目を集める文化エリアの中之島と、アーティストのアトリエ等が集まり自由で包容力のある北加賀屋をアートで繋げ、大阪の街ごと楽しめるフェアへの拡張を是非お楽しみ下さい。
■会場とセクションについて
会場:大阪市中央公会堂【国指定重要文化財】
セクション:Galleries(ギャラリーズ)
大阪市中央公会堂でのブース形式の会場が「Galleries」セクションです。総勢54軒のギャラリーが一堂に会し、ギャラリスト独自の審美眼で選び抜いた作品を展示販売致します。大阪を代表する近代建築の華麗な空間と、いまを生きる現代美術作品との融合をご体感頂けます。
会場:クリエイティブセンター大阪(名村造船所大阪工場跡地)【近代化産業遺産】
セクション:Expanded(エクスパンディット)
今年は新たな会場として、アーティストのアトリエなどが集まる北加賀屋エリアにある造船所跡地-クリエイティブセンター大阪を会場に「Expanded」セクションを新設致しました。「Expanded」には、会場の拡張、作品の拡大という意味の他に、アートの概念の拡張という意味を込めて名付けました。かつて造船所として稼働した広大な敷地を活かし、日本初となる大型作品、インスタレーション等に特化したフェア開催を試みます。開催趣旨に賛同したギャラリーから、15人(14組)の作品が集結します。物理的なサイズだけでなく、メディアの垣根を越えたもの、パフォーマンス作品など、皆さんがイメージする”アート”から一歩踏み出した作品群との出会いを創出致します。
■「Expanded」セクションの開催を支援するクラウドファンディングをスタート
ART OSAKAは、まだ現代美術そのものへの社会的認知も低く、ギャラリーの役割やアート作品を買うことが美術文化の支援や振興に繋がるという認識も十分でない約20年前にスタートしました。そして20回記念の今年、新たな挑戦として、まだ日本では購入される機会も少ない「大型作品」や「インスタレーション」「パフォーマンス」等の作品に特化したセクションを新設致しました。本セクションが対象とした作品は、必ずしも販売がしやすいものではありません。一方、大規模な作品は現代美術作家の力量が存分に発揮され、映像作品やパフォーマンス等は現代美術のジャンルの多様性を示し、また同時に多様な鑑賞機会を提供するという点では、重要かつ大きな魅力を持っています。
約20年前がそうだったように、大型作品の発表機会をアートフェアとして掲げ、「場を作ること」そして「継続すること」で、Expandedされた作品の購入や設置にご支援いただけるディベロッパーや企業様との関係を築きながら、身近な都市環境の中にアートのある社会の実現を目指していきます。そして、市民一人一人の皆様とも、この新しい試みを一緒に育てていきたいと考えています。新しい会場で繰り広げられる、新たなART OSAKAの風景を一緒に目撃していただければ幸いです。皆様のご支援を心よりお待ちしております。
「ART OSAKA Expanded|大型作品の発表の場を広げたい」
READYFOR URL:
https://readyfor.jp/projects/artosaka2022
目標金額:400万円
募集期間:2022年3月23日(水)~4月29日(金)23時37日間
資金使途:Expandedセクション出展の大型作品14点の輸送費(往復)・設営費など
形式:通常型/AllorNothing形式
※AllorNothing形式は、期間内に集まった支援総額が目標金額に到達した場合にのみ、実行者が支援金を受け取れる仕組みです。
リターン:5000円~50万円まで計13コース。
※「ART OSAKA2022Expandedへご招待コース」「ギャラリストによるExpandedツアーへご招待コース」「アーティストの作品コース」「リターン不要コース」など