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Terrada Art Complex I (天王洲)の4階に新たにオープンする<小山登美夫ギャラリー天王洲>の第一回目の展覧会として、シュ・ニン展「天下(WORLD)」が3月5日[土]から3月26日[土]まで開催されます。
【今回の作品について】
今回の展覧会は、2017年に第38期国際瀧富士美術賞を受賞したシュ・ニンが、昨年、交通総合文化展2021の招待作家として3ヶ月間「クレアーレ熱海ゆあわら工房」で陶板の制作をしたときの作品14点を中心に構成されます。
今回の作品について、彼女はこう語っています。
「私は今回の文化展の作品に「天下(WORLD)」というタイトルをつけました。それはだれか特定の人の天下でなく、人類全体の天下のことで、共存、共栄の世界のことです。私はそのような世界のために絵画を通して貢献していきたいという目標を持っています。」
(公益財団法人日本交通文化協会ホームページでのインタビューにて)
https://jptca.org/interview/20211019-16447/
初めての陶板制作の時に出てきた様々なカケラも余さず作品に使う彼女の制作態度は、強い意志とともに、自然が偶然に引き寄せた美しいものを掴みとり、作品にとり入れて豊かなものにしていきます。是非、その全体と細部、双方から作品の魅力を味わってください。