イベント紹介Event Information
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Gallery NAO MASAKIにて、陶芸家・内田鋼一による展覧会「礎・素 / 鉄と土」が9月24日(金)より開催されます。
「原点の素材」
内田鋼一の生家は鉄工所を営んでいる。小さい頃からものづくりの現場を肌で感じていた内田にとって鉄という素材は、馴染みがあると同時にカタチをつくるうえでの礎となるものである。
土は焼き上がると硬質にもなるが、カタチの始まりは泥土である。鉄は熱を加えて柔らかくすることで成形する。
内田は、素材の生成を感覚的に受け止めているようで鉄も土もするりと取り組む。
今回の展覧会は素材の原点としての「土」でどうであろうかと投げかけたが、答えは「鉄と土」だった。なるほどと腑に落ちた。内田鋼一にとってはどちらの素材も馴染みよく、自分を現すのに相応しい素材なのだろう。
もっというと最近の彼のものづくりは手を動かす以外にも多岐にわたり、本人にとっては境目がないのかもしれない。
しかし手と眼を備えた絶対的な自由なものづくりの感性は類まれなものがあり、ギャラリストとしては未だ未だ魅せていただきたいといつも心待ちにしてしまうのである。
Gallery NAO MASAKI 正木なお