イベント紹介Event Information
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福岡岩田屋本店本館2階にある現代美術画廊 [Gallery CONTAINER]にて4人の作家による展覧会「しるしと人類」が8月11日(水)より開催されます。
本展では、「しるし」と人類について、四人の作家にクローズして展観する。
いま、世の中の流れは急速なデジタル化へのシフトに向かい、ポストヒューマンの時代が訪れようとしている。
それはすなわち「人類以降の存在」の時代である。
その時我々は必ず「では、人類とはなんなのか/なんだったのか」という問いに向かい合わなければならない。
「しるし」は、我々人類の日常生活での意思疎通や記録、芸術表現の中で用いられてきた。
そして、他の動物に無い特徴として、「抽象的な概念」を用いるという点が挙げられる。
しかしながら、そこから生まれた様々な争いや混乱といった問題や弊害もまた、もう一つの側面でもある。
本展では、今回、なんの因果か現代日本にポコっと生まれ落ち、彼らのバックグラウンドである「書」をワールドクラスの芸術へ変生する4人のアーティストをフィーチャーしたい。
1000年後の書く人々「MINOR MAKER」を示し、自身も「WLIGHTER(書き、灯す人の意)」を名乗る "謎の書家" ハシグチリンタロウ。
「勝手に思いついた記号」と「意味」との狭間を追求する グウナカヤマ。
自身の通勤路で示された看板やサインをひたすら書き留めるだけの 日野公彦。
そして、「モノにモノの名前を書く」というコンセプチュアルなアプローチで
コンテンポラリーアートとしての書道の先駆けとなった 山本尚志。
彼らの真摯で馬鹿げていて狂おしいほどの驚くべき作品群を是非とも目撃してほしい。