イベント紹介Event Information
※新型コロナウィルス感染拡大による社会情勢に伴い、美術館およびギャラリー施設において休廊、休館、もしくは会期の変更をしている場合がございます。詳しくは、各施設サイトをご確認いただきますようお願い申し上げます。
アートを軸にさまざまなカルチャーやアーティスト情報を発信する東京・末広町の PARK GALLERY では 2021年8月4日(水)より、 47都道府県さまざまな地域を拠点に活動するクリエイター・アーティスト・表現者による ZINE を公募し、 展示・販売するエキシビジョン『COLLECTIVE 2021』が開催されます。
今年で4年目を迎えるパークの恒例企画です。
毎回、 ジャンルではカテゴライズできない個性豊かな ZINE が全国各地から集まり、 新しい才能の発見やクリエイティブとの出会いの場になっています。 作り手は ZINE の発表の場、コミュニケーションのきっかけとして、 そして読み手にとっては、ZINE というパーソナルで小さなメディアの、多種多様な価値観や可能性にタッチできる機会でもあります。
「COLLECTIVE」という言葉には「みんなで共有する」という意味があります。 誰かの小さな思いが、ZINE や PARK GALLERY という場所を通じてみんなに共有され、 ここに集まった誰かの暮らしを、 ほんのすこし彩ることができればと思っています。
会期中、 小さな本屋では棚の隙間に埋もれてしまいがちな ZINE を、 1つ1つ都道府県、 タイトルごとにていねいに店頭はもちろん SNS やレビューでピックアップして紹介していきます。 知名度やクオリティよりも大切にしているのは「気持ち」です。 ぜひ、気軽にご自身の ZINE で参加いただければと思います。
締め切りは特になく、 会期中は常に ZINE の持ち込みを受け付けております。 過去に制作したタイトルでも、 いま抱えている在庫でも構いません。 夏休みの宿題感覚でこれから新しく作るという人も大歓迎です(むしろ推奨します)。 パーソナルな思いを大切にする『ZINE』というメディア・カルチャーを一過性の<ファッション>にしてしまわないように、 さまざまな角度で、 自由にその魅力を発掘していきたいと考えています。 そして、 COLLECTIVE には『集まる』という意味もあります。 PARK GALLERY という場所を通じて、 たくさんの交流が生まれればと思っております。
SNS が広まり、 すべての人が編集者と言われる時代。 誰にでも『ZINE』を作る力、 見る力があります。 ZINE がわかる人、 わからない人も、 全員が楽しめるイベントです。 東京という町の片隅で、 コロナ対策はバッチリですので、 立ち読み、 座り読み、 買い物、 ご自由にお楽しみください。 気軽にどうぞ。
PARK GALLERY ディレクター :加藤 淳也
キービジュアル : 相馬涼