イベント紹介Event Information
「まちと記憶と映画館 〜1960年の記憶編〜」
塩竈市公民館本町分室に大講堂が誕生した昭和30年代。塩竈ゆかりの洋画家・杉村惇もこのまちで大切な時期を過ごしていました。この頃は折りしも映画が全盛期を迎え、市内には、数多くの映画館がありました。テレビやインターネットが普及する以前、映画館は文化的な刺激や団らんを味わう貴重な場でした。 「まちと 記憶と 映画館」は、このまちの記憶をあつめながら、当時の映画館のような文化的な団らんと交流の場を設けるプログラムです。時を経て美術館に生まれ変わったギャラリーでの写真展や、広々としたアーチ型天井の大講堂でのワークショップ、まち歩きなどを通して、まちの新たな記憶を育んでいきます。
今回は、1960年に起きたチリ地震津波に焦点をあて、未来へと語り継ぎたい記憶や伝えたい思いを分かちあいます。災害を乗り越えてきた人々の経験を振り返り、改めてその知恵に耳をすませる機会となるよう願っています。
写真展「1960年5月24日〜あの頃とそれから〜」
地域のみなさんから提供されたチリ地震津波の写真資料と、聞き取り調査から集めたチリ地震津波にまつわるエピソード、1960年以降における塩竈のまち並みが撮影された比較写真などを展示します。
アドバイザー;今野紀房 / 佐藤健太郎
写真提供(敬称略):佐浦俊一郎(提供)/ 佐々木昇悦(撮影) / 佐藤輝昭(撮影)/沼田和男(撮影)/ 馬場惣寿(撮影)/ 和賀耐互(修復) 他