イベント紹介Event Information
アルフォンス・ミュシャ(1860-1939年)は、ヨーロッパを中心に起こった「アール・ヌーヴォー」を代表する画家・デザイナー で す 。 現 代 に お い て も 高 い 人 気 を 誇 り 、 パ リ で 人 気 を 博 す き っ か け と な っ た 《 ジ ス モ ン ダ 》( 1 8 9 5 年 ) の よ う な 流 麗 な 女 性 を描いたポスターが有名ですが、その魅力はポスターだけに留まりません。
ミュシャはパリで有名になる前、生計を立てるために挿絵画家として活躍したことをきっかけに、数多くのグラフィック・ デ ザ イ ン の 仕 事 を 手 掛 け ま し た 。「 大 衆 の た め の 芸 術 」を 制 作 す る こ と を 目 指 し た ミ ュ シ ャ は 、 独 自 の 精 緻 な デ ザ イ ン が 凝縮された本や雑誌の仕事、切手や紙幣のデザインといった国家規模の仕事など、生活に密接したデザインの仕事で 人々のくらしを彩りました。
本展では、既によく知られた商業ポスターだけでなく、本、雑誌、ポストカード、切手、紙幣、メニューや商品パッケージ な ど の ほ か 、 ミ ュ シ ャ 様 式 の 教 科 書 と も い う べ き 図 案 集 『 装 飾 資 料 集 』( 1 9 0 2 年 ) 全 ペ ー ジ の 公 開 を 含 む 約 5 5 0 点 の 作 品 を展示します。時代を超えてもなお私たちを惹きつけるバラエティ豊かな仕事の数々から、ミュシャの新たな一面を見つめ、 その魅力を余すところなくお楽しみいただけます。
<見どころ>
1.ミュシャ展が、ついにうらわへ!
全 国 を 巡 回 し 、 た く さ ん の 人 を 魅 了 し て き た「 ミ ュ シ ャ 展 」が 、う ら わ 美 術 館 に や っ て き ま す 。 バ ラ エ テ ィ 豊 か な 作 品 が 展示される本展の構成に加え、今回は当館の収集方針のひとつである「本をめぐるアート」にあわせ、堺 アルフォンス・ミュシャ館所蔵の挿絵の習作等も複数点紹介するなど、ここでしか見られないミュシャ展です!
2.知られざる!?バラエティに富んだグラフィック・デザインが多数
本 展 で は 「 グ ラ フ ィ ッ ク ・ バ ラ エ テ ィ 」と 題 し 、 ミ ュ シ ャ に よ る 本 、 雑 誌 、 挿 絵 、 切 手 、 紙 幣 、 ポ ス ト カ ー ド 、 メ ニ ュ ー 、 商品パッケージやカレンダー等、多種多様な作品を約550点にもおよぶボリュームたっぷりの点数で一挙紹介します。
3.あの有名な作品も!「ミュシャ様式」を存分に
代表作《ジスモンダ》をはじめ、優美な曲線で描かれた女性が印象的な《ジョブ》を含むパリ時代のポスターの 数 々 や 、 デ ザ イ ン の バ イ ブ ル と も い え る 『 装 飾 資 料 集 』 全 7 2 点 、『 装 飾 人 物 集 』 全 4 0 点 揃 っ て の 展 示 な ど 、「 ミ ュシ ャ 様 式 」を 存 分 に 堪 能 し て い た だ け ま す!
<展覧会構成>
第1章 くらしを彩る装飾パネル
第2章 パリ時代の魅力的な商業ポスター
第3章 挿絵の魅力
第4章 装飾資料集、装飾人物集
第5章 ミュシャ(ムハ)とアメリカ
第6章 わが祖国チェコ
第7章 くらしの中で愛されるミュシャ(ムハ)
<出品作品>
ポスター、装飾パネル、本、雑誌、切手、紙幣、ポストカード、メニュー、 商品パッケージ、カレンダー等 約550点
<連携企画>
ロイヤルパインズホテル浦和(うらわ美術館と同一ビル内)では、
ミュシャの作品から着想を得たコラボレーションメニュー&スイーツが登場予定!