イベント紹介Event Information
COHJU contemporary artでは、2020年10月3日(土)から11月7日(土)まで、2017年の開催以降二度目となる、関西を拠点に活動している若手作家・?木智子の個展を開催いたします。
?木智子は2015年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程修了。以来、主に日本国内や台湾などを中心に数々の展示に参加してきました。?木は日常生活の中で出会った違和感のあるモノや光景を写真で撮り貯め、ビビッドで多彩な色彩感覚と独特な質感を持つメディウムでキャンバスに描き起こします。様々な色の対比の連続と大胆な筆致によりモチーフ自体のちぐはぐさを強烈に増幅させつつも、対象物の選択の妙によりどこか温かみのある画風が特徴的です。
前回の個展では、別府や台湾など出先で見つけた変なモノをメインのモチーフとしていましたが、「繰り返し帰路」と題された本展は、その名の通り?木自身が通い慣れた家路の中で出会ったオブジェクトを描き起こしています。今までは繰り返し何枚も描き続けることで、違和感との距離を縮めてきた?木でしたが、今回は家路のなかで対象物を繰り返し「見つめる」ことでどのようにキャンバスに描き起こすかが自然とわかるようになったと、?木は語ります。
本展は、基本的なスタイルはそのまま踏襲しつつも新たな視点で構築されたモチーフの作品を中心に、新作十数点で構成されます。また、会期中には作品解説と合わせて?木が最近家路で見かけた「変なモノ」をのんびりと語るトークライブ配信も予定しております(詳細は決定後、弊社WEBサイト及び公式SNSにてお知らせいたします)。この機会にぜひご高覧ください。