イベント紹介Event Information
今回、新型コロナの影響で、カンボジアのアーティスト、クゥワイ・サムナンの展覧会ができなくなったことからこの展覧会は始まりました。
新型コロナ状況下で、マスクをしている人々。顔は見れません。初めて会った人はこの先、会わなければ一生顔を見ることはなく、知った人でも以前見た顔を想像するしかない。まあ、もちろん食事とかできればいいんでしょうが。。
そんななか、今回の「顔」のアイデアは、いま、CADAN有楽町でやっている展覧会ーあなたの「顔」が見たかったーをキュレーションしているSprout Curationの志賀良和さんと話している時に浮かびました。小山登美夫ギャラリーでは顔を題材にしているアーティストが何人もいます。顔を描き続けるアーティストたち。その時、顔にどんな魅力や意味があるのか?ゲスト・アーティストとして、MISAKO & ROSENさんから有馬かおるさんに参加していただき、さらにギャラリーアートもりもとさんの協力で、風景画でも有名ですが、生々しく現代に通じる顔を描くと思っていた里見勝蔵さんの水彩をご遺族から出していただき加えさせていただきました。
何人かのアーティストには顔についてのコメントも寄せてもらっています。
いま、マスクをして展覧会を見ることになる皆様に、マスクのない顔の作品を見ていただきたいと思います。
小山登美夫