イベント紹介
Event Information

ユカ・ツルノギャラリーでは2013年11月19日から12月21日まで、ブルース・デビッドソンの個展を開催いたします。本展では「Brooklyn Gang」を中心に「Time of Change」「East 100th Street」「Circus」など彼の代表作のプリント約20点を展示いたします。

ブルース・デビッドソンはニューヨークを拠点とし、その変化を約半世紀以上に渡り写真を通して伝えてきた、アメリカを代表する写真家の一人です。1933年イリノイ州シカゴに生まれ、少年時代から写真を撮りはじめ、1951年からロチェスター工科大学で写真を学び、さらにエール大学で高度な映像表現技術を修得しました。その後フォトグラファーとしてアメリカ陸軍に従軍し、パリで後にマグナムの同僚となるアンリ・カルティエ=ブレッソンに出会います。1957年より「ライフ」誌のフリーカメラマンとして活躍し、1958年には国際的報道写真家集団「マグナム」の正会員に推薦されました。翌年に撮影された「ブルックリン・ギャング」は、50年代の彼の代表作となっています。1962年には、グッケンハイム助成金を得てアメリカの公民権運動を取材し、翌年ニューヨークの近代美術館(MoMA)で個展を開催します。1966年より2年間かけてハーレムに大型カメラを持ち込み、有名な写真集となった「East 100th Street」を取材。この作品は、1970年に再びMoMAで大規模な個展として開催されました。1980年から1981年にかけては、当時治安の悪かったニューヨークの地下鉄を撮影し、従来のモノクロ写真から一変、カラー写真に取り組みました。現在もニューヨークを拠点に活動し、2010年には、これまでのキャリアを回顧する写真集「Inside Outseide」がシュタイデル社から出版されています。

本展では、ブルックリンを拠点とするティーン・エイジのストリートギャング、The Jokers の日常をドキュメントした「Brooklyn Gang」を中心に、当時の社会状況を通してアメリカの歴史を語る力強い一瞬を捉えた「Time of Change」、イーストハーレムに住む人々の生活に入り込み、彼らの生活を真正面から捉えた「East 100th Street」、初期の代表作である「Circus」などのゼラチン・シルバープリント約20点を展示いたします。

従来の報道写真とは違い、常にアウトサイダーの視点を持ちながら社会の弱者に注目し、内側から捉えるというスタイルが彼の写真の特徴。本展の主なシリーズとなる「Brooklyn Gang」では家庭に問題を抱え、反逆していても実は繊細な心を持つティーンたちのひと夏が、共感を持った優しい眼差しで収められています。この姿勢はその後も貫かれ、 1966年にはゲイリー・ウィノグランド、リー・フリードランダーらと共に私的視点で世界を撮る写真に注目し、従来の写真観を覆すことになった重要な展覧会「コンテンポラリー・フォトグラファーズ / 社会的風景に向かって」に出展。また、コーネル・キャパは、人道的な見地から社会の変革を試みる写真家としてユージン・スミスなどと共に彼を「Concerned Photographer」と呼び、時事的な報道写真家と区別しました。

協力:マグナム・フォト東京支社

[画像クレジット]
Brooklyn Gang 1959 © Bruce Davidson / Magnum Photos

アーティスト
Artist

ブルース・デビッドソン

スケジュール
Schedule

2013年11月19日(火) - 2013年12月21日(土)
[開廊時間]
11:00 - 19:00

[休館日]
日・月曜日、祝祭日

開催場所
Place

ユカ・ツルノギャラリー
東京都江東区東雲 2-9-13-2F りんかい線東雲駅より徒歩3分

その他概要
Outline

[画像クレジット]
Brooklyn Gang 1959 © Bruce Davidson / Magnum Photos
[オフィシャルサイト]
http://yukatsuruno.com/pressrelease/pr035_bruce_davidson.html#j
ブルース・デビッドソン